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皮膚の病気

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イボってなに?子どもにも多い“尋常性疣贅”の話

尋常性疣贅は、ヒトパピローマウイルス(HPV)によって引き起こされる良性の皮膚腫瘍で、一般的には「イボ」として知られています。

尋常性疣贅は、皮膚の微小な傷からHPVが侵入することで発症します。ウイルスは接触感染によって広がり、特に家庭や学校などの集団生活の場で感染が見られます。

HPVには220種類以上の遺伝子型があり、尋常性疣贅の主な原因となるのはHPV2型や57型です。感染しやすい要因としては、過労、ストレス、栄養不足、免疫力の低下などが挙げられます。

尋常性疣贅は、通常は痛みを伴わず、数ミリから1センチ程度のドーム状の隆起として現れます。足の裏にできた場合は、歩行時に痛みを感じることがあります。診断は主に視診によって行われますが、必要に応じてダーモスコピー検査や組織学的検査が実施されることもあります。

尋常性疣贅の治療にはいくつかの方法がありますが、最も一般的なのは液体窒素による凍結療法です。この方法では、液体窒素をイボに直接適用し、凍結させることで、ウイルスを含む角質を取り除きます。治療後、皮膚に水疱ができることがあります。通常は複数回の治療が必要です。

他の治療法としては、サリチル酸外用剤やモノクロロ酢酸を用いた治療もあります。これらは角質を柔らかくし、イボを取り除くのに役立ちます。再発を防ぐためには、感染源の回避や衛生管理も重要です。

多くの尋常性疣贅は自然に治癒することもありますが、見た目の問題や感染拡大を防ぐために、早期の治療が推奨されます。特に子供や免疫力が低下している人は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。

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