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皮膚の病気

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5人に1人がかかってる!?水虫の正しい知識

日本では病気一般を「虫」と表現することがあります。農作業や漁業など水に触れる時間が長い人たちによく見られる足の皮膚の病気を「水仕事でできる虫(病気)」という意味で「水虫」とよんでいたようです。

今では「水虫」とは皮膚の感染症のひとつで、病原体は白癬菌というカビ(真菌)の一種であるとわかってきました。

医学用語では「足白癬」といいます。床やスリッパ、タオルなどに付着した白癬菌が皮膚に接触し感染します。好発部位は足の指の間や足の裏など蒸れやすいところです。

日本人の5人に1人はこの足白癬に感染しているようです。

水膨れや皮めくれができたり、足の裏では皮膚が厚く硬くなりひび割れができることもあります。また爪にもうつって爪白癬を合併することもあります。

ただ足にかゆみや皮むけのすべてを「水虫!」と思われる方も多いのではないでしょうか。足にできるかゆみや皮むけのすべてが「水虫」ではありません。

足の皮膚の病気には「水虫」以外のものがたくさんあります。「水虫」ではないのに、水虫の薬を塗るとどうなるでしょうか。そう、治ることはなく症状は悪くなります。

その足の症状が「水虫」なのかどうかを正確に診断することがとても大事です。どうやって?とても簡単です。我々皮膚科医は水ぶくれや皮むけした皮膚を少し取って顕微鏡で検査します。これだけで数分で診断ができます。

診断がついたら処方された塗り薬を医師や薬剤師の指示どおりにしっかりと塗ってください。これで「水虫」は治ります。ただ「水虫」は一度かかって治っても、またうつることがありますのでご注意ください。

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