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皮膚の病気

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「そのかゆみ、アトピーかも?」〜正しく知って、うまく付き合う〜

アトピー性皮膚炎(基礎)

アトピー性皮膚炎という病名を聞いたことはありますか?では、アトピーという言葉はどういった意味でしょうか。アトピーは『Atopos』というギリシャ語が語源で、『特定されない』という意味です。1923年に名づけられ、その歴史は100年以上にもなります。

アトピー性皮膚炎の特徴は、強いかゆみのある湿疹ができ、良くなったり悪くなったりを繰り返すことです。ぜん息やアレルギー性鼻炎などのアレルギーがある人、アレルギーの原因となるIgE抗体をつくりやすい素因(アトピー素因といいます)をもつ人、またはアレルギーの病気を持つ家族がいる場合になりやすい傾向があります。さらに、アトピー性皮膚炎は皮膚の「バリア機能」が低下して、炎症が起きやすくなったり、乾燥肌になったりする患者さんが多いことも特徴です。

アトピー性皮膚炎の症状は皮膚が赤くなってブツブツができる、カサカサと乾燥して皮膚がむける、かさぶたができるなどの場合があります。皮膚の症状が生じてバリア機能が低下し、普通なら感じないような刺激でかゆみが強くなって掻いてしまい、さらに皮疹を悪化させるという悪循環をたどることも多くあります。

アトピー性皮膚炎の治療は、症状がないか、あっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態に到達し、それを維持することです。また、このレベルに到達しない場合でも、症状が軽微ないし軽度で、日常生活に支障をきたすような急な悪化がおこらない状態を維持することを目標に進められます。適切な治療により症状がコントロールされると、症状がなくなる寛解(かんかい)が期待できる病気ですが、複雑な多くの原因が背景にある病気ですので、「治った」とはなかなかいえません。しかし、最近アトピー性皮膚炎の新しい治療薬が続々登場しています。薬で炎症をしずめたりスキンケアをすることで症状をコントロールし、目標に向けて根気強く治療を進めていきましょう。

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